ニューズウィーク日本版:オーバーブッキングのユナイテッド航空機、乗客引きずり出しの一部始終
にて、ユナイテッド航空が乗客を引きずり出したというニュースが飛び込んできました。
実際の映像を見ると、その事実には驚愕ですが
@united @FoxNews @CNN not a good way to treat a Doctor trying to get to work because they overbooked pic.twitter.com/sj9oHk94Ik
— Tyler Bridges (@Tyler_Bridges) April 9, 2017
実はこれユナイテッド航空の職員等ではなく
シカゴの警察官だそうで、ユナイテッド航空自体がこんな
暴力的なことをしたわけではありません。
しかしながら、当然オーバーブッキングをしてしまったのは
ユナイテッド航空でさらにその理由が
「飛行機に人が搭乗した後、ユナイテッド航空のスタッフが『4人に席を譲ってもらう必要がある』と言ってきました。4月10日にルイビルで勤務があるユナイテッド航空の従業員を連れていくためだ、とのことでした。金額は800ドルまで上がりました」
(ユナイテッド航空機「オーバーブッキング」、警官が乗客をボコボコにして引きずり出す(動画)より)
自分たちの従業員の移動が理由とかはっきりいって搭乗しているお客には関係なのない話ですし、さらに
動画には動揺している女性が、「パイロットたちは車をレンタルしてルイビルまで行けばいい」と提案しているのが聞き取れる。
とのことで、確かに乗客を降ろしてまで飛行機で移動しなければならない理由はありません。
ちなみに今回のフライト区間 シカゴからルイビルまでは飛行機で1時間20分、車で5時間ぐらいとくるまで移動できない距離ではないかと思います。
機内の女性のいうように車でいけばいいものを暴力的じゃなかったとしても強制的にお客を降ろすというのは、あってはならないことだと感じました。
ちなみにこのユナイテッド航空の規約によると
オーバーブッキングが発生した場合に、お客様に対して適正かつ一貫した対応をいたします。
航空券をお持ちで、時間どおりにチェックインされても、まれに対象フライトの座席をお客様にご提供できない場合ありますが、その際はユナイテッド航空の規定に従ってください。このような状況をオーバーブッキングと言い、対象フライトを安全に運航するために制限が適用される場合(機材の重量制限など)、当初予定していた大型の機材より小さい機材を使用しなければならない場合、あるいはご用意できる座席数より多くのお客様のチェックインと搭乗手続きを行ってしまった場合に発生します。
フライトのオーバーブッキングが発生した場合でも、コンファーム済みの座席をお譲りくださる方がいらっしゃるかどうかをお尋ねする前に座席のご利用をお断りすることはありません。座席を放棄していただけるお客様が十分に見つからない場合、搭乗優先順位に関する当社のポリシーに基づき、お客様の搭乗を拒否させていただくことがあります。チェックインとその他の規定に従ってお客様の搭乗をお断りせざるを得ない場合は、お客様の権利とオーバーブッキング時の搭乗優先順位の決定方法を明記した声明書をお渡しいたします。お客様は補償の対象となり、振り替え便が用意されます。
補償に関する規約全文と搭乗優先順位に関するポリシーについては、当該空港でご案内いたします。ユナイテッド航空は、この規約に従ってお客様に適正な対応をいたします。定刻にチェックインしていらっしゃらないなど、規定を満たさない場合、あるいは元のフライトの到着予定時刻より1時間以内に目的地または最初の経由地に到着する代替輸送を提供する場合は、お客様の搭乗を補償なしでお断りすることがあります。
(https://www.united.com/web/ja-JP/content/customerfirst.aspx より)
とのことで、オーバーブッキングになってしまうと強制的に降ろされてしまうということになっているようです。
そもそもオーバーブッキングするのは結論、自社の利益確保のためと
「航空会社がオーバーブッキングする理由―統計専門家に聞いてみた」
にて紹介されているが、航空会社がそんなに利幅が狭くキツキツな経営をしているようには思えず、企業努力が足りないだけとしか思えない。。
さらに少し前に
ユナイテッド航空、レギンスはいた少女を搭乗拒否 特典航空券のドレスコードに波紋
などという出来事もあり、組織として根本的に間違いがあるように思えます。
今回、被害にあった男性はたまたまツイッターを検索していると
10年前のユナイテッド航空
→アメリカからの帰国時、オーバーブッキングのアナウンス流れる
→日本人だけ集められ別なところに並んでと言われる
→ドンドン乗り込む外国人客。あれ?
→飛び立つ飛行機!
→ハーイ、ホテルに案内しまーす、と係員現れる
→猛抗議の結果JALに搭乗して帰る— よごはる (@yogoharu) April 11, 2017
というような人種による差別ともいえるような対応をしていることや今回被害にあわれたデイビッド・ダオさんはケンタッキーに住む中国・ベトナム系の医師ということもあり、アジア人に対して差別的な社風があるところが見受けられる。
ちなみに、人一倍人種差別に敏感な中国人においてこの動画は大きな反響を生み再生回数3億回以上となり「人種差別」だと中国のネットでは大炎上が起きています。
「ユナイテッド機の引きずり出し事件に中国人激怒、の深い理由 」
気になる日本でオーバーブッキングが起きた際ですが
JAL/ANAでは「法律などによる強制的に乗客を降ろす権利はない」とのことで日本ではこういった部分は心配がいらないとのこと。
しかし、実際にオーバーブッキングしてしまった際
国内航空会社では「フレックストラベラー制度」(JAL,
ANA)にてオーバーブッキング時の対応をそろえているようです。
内容としては
- 協力金(現在は当日1万円、翌日以降2万円)
- 代替の交通手段を乗客に提示
- 自主的な協力を募る
となっていますが、今回の事件のように協力者がいなかった場合の対応は記載されていませんでした。
そこで、実際にJAL,ANAに問い合わせてみたという記事を見つけましたのでその内容を元にまとめますと
- 機械でランダムに選ぶということはしない
- お客様が納得されるまで粘り強く協力をお願いします。
- 過去の具体的な対応については回答はできないが、ケースバイケースで対応をしていく
とのことでした。
そして、JALでの回答では協力いただける方がとても多いとのことでこのあたり国民性などもあるかと思いますがやっぱり日本っていい国ですよね。
ちょうど先月ユナイテッド航空のクレジットカードを申込、今後メインカードにしてマイルを貯めようと、使い続けていますが
ユナイテッドのマイルはANAの特典航空券にも使えるので
マイルを利用する際はなるべくユナイテッド航空ではなく、ANAで利用しようと思いました。
ちなみにこのマイレージプラスですが、普通に使うのではなく
マイルアップメンバーズ(追加年会費有)に登録すると1,000円で15マイルもたまるという1,2位を争う還元率の高いカードになるんです!!
年会費を考えると、年間38万円以上であれば得するということもあって、今まで還元率が2%のリクルートカードプラス(現在発行中止)というカードを使っていましたが、それよりもお得になるということで乗り換えました。

http://diamond.jp/articles/-/65700 より
なので、クレジットカードでマイルを貯めてANAなどで利用したいという方はこのカードを利用されるのが一番いいかと思いまして、ちょうど
http://hapitas.jp/item/detail/itemid/48146/apn/search
から申し込むとポイントがもらえるので海外旅行される方でマイルでタダで海外へ行きたいという方はこの機会にこちらの
カードへお申し込みされるのをおすすめいたします♪